div>みなさん、いつもありがとうございます。
ご挨拶がおそくなりましたが、今年2021年もどうぞよろしくお願いたします。
さて、本日は、新年はじめの
朗読コンサート。
本日は聴き手です。
滋賀県のおうみのしろうさぎ先生主催の「読み初め」が
びわ湖ホールにて行われました。
コロナ禍で、席がこんなに空いていていいのかな?っていう感じでしたが
仕方ないですね。みなさんの安心・安全が一番です。
おうみのしろうさぎ先生の「雪渡り」安定の清らかさでとても素晴らしかったです。
詩の朗読をされていた先生方、生徒のみなさまも、素敵でしたー!
今日のおはなしのテーマはゲスト朗読で読まれた
「学者 アラムハラドの見た着物」
私のなかではナンバーワンの朗読家であり、一緒に切磋琢磨して
朗読のすばらしさを伝えている仲間でもある、鹿児島県の浜本麗歌さんが
ゲストで出演され、宮沢賢治の「アラムハラドの見た着物」という物語を
読まれました。
上手な方が読まれると、「伝わる」んですよねー。
この話、こういう話だったんだ・・・!!!っていうレベルです。
さて、今日は、その物語から受け取った
とても興味深く、また、
私たち人間にとって大切なことをシェアさせていただきます。
それは、
人の性質って?
ということ。
(以下、物語の内容は私の解釈で要約しています)
アラムハラド先生は、子供たちに聞きました「火は燃える。燃えて炎や煙は上へ上へと上昇する。上らないではいられない。それは火の性質だ。水は流れる。流れて、下へ下へと落ちる。落ちないではいられない。それは水の性質だ。鳥は、うたう。うたわないではいられない、それは鳥の性質だでは、人は?人はどのような性質があると思う?」さて、みなさんは、どのように思われますか?
子供たちは答えます
「はい、人は歩きます。歩かないではいられない」「ふむ、はるほど・・・他には?」
ほかにも子供たちは答えますが
先生は、なかなかうなずかれません。
最後に一番小さな子に先生は聞きました。
「はい、人は、ほんとうの『いいこと』とは、何だかを考えないではいられないです」「そうだ、人は、誠を求める。真理を求める。」
ふむふむなるほど、ここまでは、そんな感じで聞いていました。
そして・・・次の先生のセリフが、刺さりました
「人は、ものを言わないではいられない。言わないのはつらい。言わなかったら病気になる。だから、友がほしくなる。隠さなくてもいい友が欲しくなる。人は隠さずに話したいし隠さずに聞きたいのだ」
なるほど。
人の性質というものは、おまえたちを守りおまえたちを教える。決してそれを忘れてはならない。
自分では取り組んだことのないお話なので、
ちょっと解釈は違うかもしれません。
そして、これは物語の中の一部の抜粋です。
ですが、受け取ったものは大きかったです。
この世の中、悩みを誰にも話せずに
自分一人で抱え込み、苦しくて
最終的には自ら命を絶つという人もいます。
残された人は、もっと話を聞いてあげたらよかった
もっと、声をかけてあげたらよかった
っていう後悔が残ることも多いです。
残された方も苦しいことでしょう。
そんな苦しい思いをする人が少しでも楽になるようにと
私の周りには、
カウンセラーとして活躍されている方がたくさんいます。
素晴らしいお仕事だな
と改めて思いました。
そして私もそうありたいと思いました。
人の性質というものは、おまえたちを守りおまえたちに教えるそれは人にとっての「ほんとうにいいこと」とはなんなのか 考えざるを得ないことということなのだ。
話す・聴く
という行為は、私たちを守り、
私たちに何かを教えてくれます。
みなさん、私に、朗読もいろいろお話も
聞かせてくださいねー(*^^*)