2017年08月19日

恋塚寺、、袈裟と盛遠の心がここに。

袈裟と盛遠


けさ と もりとお


この物語の言われは、諸説ありますが、


いろいろ資料を見たり


恋塚寺に足を運んでみたりして


私なりに知識を深めてみました。


知れば知るほど

面白くなってきました。


明日は今の知識のなかの、袈裟の心を

朗読したいと思いますが



なにより、朗読するのは

芥川龍之介作の 袈裟と盛遠ということで、



うーーーーん、元々の物語とは違うんですが、

やっぱり、しっかりモチーフとなっている!



混乱し、納得し、

また混乱し、、、、

今の仕上がりを披露します。



ひとつ、言えることは


8ヶ月前に上演したときよりも


みんな、けさもりへの心が、

より、けさもりへ近づいているということ。



リピートしてきてくださる方!

ぜひ、その辺も(私どもの成長も)

お楽しみください^^



てまはここで、もともとの物語の

あらすじを披露します^^




みなさん、恋塚寺というお寺がこの京都にあるのをご存知ですか

 

このおはなしは、芥川龍之介 原作でありますが、

 

もともとは源平盛衰記

(平家物語 のひとつ 平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したと思われる、平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。

 

によるもので、その盛衰記に記された

内容をもとに、芥川が書き下ろしたものです。

 

この作品には

芥川独特の女性像破壊趣味があったと言われています

 

貞女袈裟 という 一種の偶像化された女性像を 破壊 

 

、女性心理の解釈を憤慨するという意見がこの作品の発表当時(大正4年

からあったようです。

 

 

 

京都の恋塚寺

 

貞女 袈裟御前(けさ ごぜん)

武士 遠藤盛遠(えんどう もりとお)

そして袈裟の夫 渡 左衛門尉(わたる さえもんのじょう)

 

の像が祀られています。

 

夫のいる袈裟を自分のものにしたかった盛遠

 

夫がありながら盛遠と関係を持ってしまった 袈裟

 

この二人が企んだことは袈裟の夫 渡を 殺そう ということでした。

 

夫に酒を飲ませ、泥酔して寝ている間に

盛遠に首を切らせるというのです

 

しかし、袈裟は夫の身代わりに自分の首を切らせようとします

 

ここまで聞くと、美女と武士の不倫の物語

それを償う女の心情を書いた物語かと思うのですが、、、

 

 

実はこのお話

家族の愛情、母娘の愛情

夫婦の愛情なくしては語れない、憐れな物語なのです。

 

 

ひとり娘の袈裟。


袈裟の母である衣川は、わが娘の幸せを願い大切に育てました。


女の幸せとは、

ひとりの男に尽くし、夫婦なった暁には一生貞節をまもることと教え


娘の婿には、自分の認めた男、優しくて気品高い 渡左衛門尉を

袈裟の夫にと決め、縁談をすすめました。

 

母の思惑通り、幸せな結婚をした袈裟でしたが、

 

盛遠との運命の再会で人生が狂います。

 

従兄弟同士でありながら、3年前から袈裟に思いを寄せていた盛遠

叔母である衣川に、袈裟と結婚したいと頼んだとき衣川はそれを受け入れませんでした。

 

その悔しい思いは3年後に袈裟に会ったとき、美しい袈裟の姿を見たときに溢れました。

 

どうしても袈裟を自分のものにしたいと思った盛遠は、もうすでに人妻である袈裟を奪うため


叔母である衣川を脅しにいきます。

 

盛遠は、力も強い武士であり

 その気迫には勝てません。


袈裟と合わせないのなら、自分は殺されると思った衣川は

 

泣く泣く、袈裟と盛遠を合わせる決心をします。

 

愛する母の頼みを、母のために受け入れた袈裟。

 

袈裟にとっては、

夫を裏切るというということは

 

すでに自分の命を亡くす覚悟でもありました。

 

 

自分以外誰も傷つかない死に方を選び

 

心は、母の教え 貞女を貫き通した 若干16歳の袈裟御前の命は

 

はかなく散ったのでした。

 

 

袈裟に覚悟ををさせた  母の悲しみ


愛する妻を亡くした夫の悲しみ


そして、愛する袈裟の心もじぶんのものにできなかった盛遠の苦しみ

 

命を絶つ覚悟をした袈裟の思い


それが銅像となり

 

京都 鳥羽にある

恋塚寺に 祀られているのです。



実際祀られているのを拝見しましたが、



三人並んでいました。


真ん中に  渡

そして両側に、袈裟と盛遠


??なんで、と、配置に違和感あったのですが


この物語を知って納得しました^^



しかし、芥川さん仕立てはやっぱりスパイスきかせてますね、

ドロドロにしてしまったんだなぁ^ ^



明日は、芥川の世界のほうの、


けさもり


を、私どもの解釈をもとにお届けします



コテコテかも 笑


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posted by 栞 at 16:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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